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2012年10月25日

職人さんと出会う!フライング巡り つくば-下館-結城 ~結い市編~

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こんにちは!インターンの竹内です。

しもだてマルシェ編に引き続き、結城市で行われていた結い市の様子を紹介します。

12:30 下館を出発して結城市を目指す巡り隊。

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のどかな景色を楽しみながらドライブしていると、少しずつ街並みが変化してきました。
瓦屋根や、変わった形の看板などが見えてきます。

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結城市街に近づいてきたようです。昔ながらの街並みが残されていたり、統一した町看板が建てられていたり、ここまでみかけてきた町とは違って活気が見えます。



12:40 結城市到着!

さて、目指すは「結い市」の会場!……といっても結い市は結城市街全域で行われているイベントなのであちこちに20以上のスポットがあり、結城の町を散策しながらそれぞれを巡ることになります。

最初にスタンプラリーの台紙イベントの案内表を手に入れて結い市に参戦します!


まず訪れたのは「結真紬」。ここでは漆作家の大西さんの作品と、漆と結城紬を組み合わせて作ったアクセサリーなどを展示販売していました。

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大西さんは茨城県大子町の漆を使った漆芸をされているそうです。

大西さん「漆製品って多くは海外の漆をつかっていたり、漆以外のものを混ぜて塗りやすくしてから漆芸する方が多いんですが、私はできるだけ混ぜ物を使わないで純粋な漆を用いることにしています。純粋な漆はやはり発色が美しくなるんですけど、扱いにくいのでうまく塗るのは難しいんですよ。」

漆は気温や湿度の条件がそろわないと乾燥しないため、そこをうまく調整しないとずっと乾かなかったり、あっというまに固まってしまったりと、とても難しい素材なのだそうです。

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大西さん「いま展示してある漆の製品は、マットな色合いをしていますよね。でも使いこんでいくにつれて手の脂なんかとなじんで、綺麗な光沢がついてくるんです。」

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そう言って渡していただいた大西さんのつけていたブレスレットは確かに、他にない美しい光沢を帯びて宝石のように光っていました。そして、見た目の重厚さとは違いとても軽い!

大西さん「持つとわかると思うんですけど、石や金属とは違ってとても軽いですよね。だから1日中つけていても全然違和感を感じないし、たまにつけているの忘れちゃうくらいなんです。」

漆って奥が深い…。

お話していただいた大西さんにお礼を言ってお店を出ると、結城紬の原料である真綿を無料で配布していました。

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クシュクシュとほぐしてひろげるとこんな感じに。手をいれると中はとてもあたたかい…。何度か綿花からとれる綿にもさわったことがありますが、それとはまた違う手触りです。




さて、次はどんなところに行こうかとぶらぶら歩いて行きます。

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13:30 「小倉商店」さんに併設された「結城紬郷土館」に入る

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何気なく入ってみたのですが中は結城紬の資料館になっていました。

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結城紬ができるまでの過程や、織り機などが展示され、さらに結城紬で作られた商品の販売なども。
ほーっとみていると
「今、上の階に織り子さんがいらっしゃいますよ、ご覧になっていきますか?」という声に「ぜひ!」と2階に上がらせてもらうことに。

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そこには数台の織り機がならんでいました。
たんたん、と機織りの音を響かせている織り子さんにちかよって作業を眺めると、縦糸に通している横糸が、すごく細いことに気付きます。


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巡り隊「わあ…細い、細かい、これって一箪織るのにどれくらい、かかるんですか…」

織り子さん「そうねえ、いつものペースだと1日に20cm、一箪が12mだから…だいたい3カ月はかかるわね」

巡り隊「!!!」


すごい…本当に手間のかかる仕事なのだと改めて驚かされました。そして、こんなふうに糸が細いのが結城紬の特徴だそうです。

織り子さん「ほかの織り物の糸って蚕から直接糸をよるのだけれど、結城紬は蚕の殻を一度お湯で広げてそこから糸を引っ張り出してくるの。ほとんどよりをかけずに、すっと引くように出すから一本だけだと強度がなくて切れやすく脆い。でもこの糸が織りものになることで、手触りのいいなめらかな生地になるの。」

そういって、綿から糸をよる織り子さん。

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つうっと引かれる糸はまるで蜘蛛の出す糸のよう。こうして糸にするのもとても難しく、手なれた人でなければなかなかうまく糸にできないのだそうです。


巡り隊「織り子さんって、いつもこの場所で織りをされているんですか?」

織り子さん「私は小倉商店さんで織りをさせていただいてるんですけど、多くの方がご自宅や機屋で織りをされていると思うわ。結城紬は分業になっていて、まず反物の柄を考える職人さんの設計図にあわせて糸を染める『紺屋』さんが糸を染め、それを織り子のいる『機屋』が織り物にしあげ、問屋さん…結城では『縞屋』さんっていうんだけど、その『縞屋』さんが卸して販売するという形をとってるの。」

織り子さん「昔はこの一連の作業を一つの家で、それぞれの人が作業していたんでしょうね。」



糸をよる、染める、織る、それぞれの作業にたくさんの時間をかけている結城紬。手仕事の手間から、素敵な織り物が生まれていることに、改めて感動しました。


14:00 お昼ごはん

ついつい、職人さんたちとのお話に興じてしまいあっという間にこんな時間。
空腹でへばりそうな私を内さんが出店のならぶ神社まで連れて行ってくれました!

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「モツ煮込み」と「水餃子」そして「フォカッチャ」という不思議な取り合わせ。でも全部美味しかったので問題なし!


14:30 いばらき旅のCAFE 街あるきと音のワークショップ

しっかりとお昼も食べたので、次は旅のCAFEのまちあるきに参加することに。

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旅CAFEのおじさんと、2家族と一緒に結城の町を探検です!
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江連判子店」の消しゴムハンコ販売@桜井長太郎別館

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老舗のおそば屋さん…3階建!?

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時代を感じる看板

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studio COOCA の展示風景@カフェ&ギャラリー 壱の蔵

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芸大生 佐野藍・森澤麻紀子二人展@奥順 弐の蔵

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不思議な形の雨どい

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行く先行く先にみえる瓦屋根

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あの煙突は…?

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結城酒造さんの煙突でした!

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迷ってたどり着いた弘経寺(ぐぎょうじ) その大きさに唖然!

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結城は桐箪笥も有名

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目的地武勇に到着 この酒蔵の煙突も結城酒造さんと形がおなじです

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みんな歩いてヘトヘト サンタルチアのジェラートに食いつく

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うまい!

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旅CAFEのおかげで集まったスタンプラリー


16:30 ゆるゆると旅CAFEが終了。

「解散!俺は甘酒飲める所にでもいくか~」という旅CAFE山本さんの声でまちあるきがおわりました。 

 私たちも同じく甘酒を飲もうと秋葉糀味噌醸造へと向かいます。

17:00  寄り道をしながらも到着

こちらでは米麹や甘酒、つむぎみそが販売されています。
甘酒は一般的なものとは違い砂糖を全く使用しない、糀の甘さだけを活かしたものなのだそう。冷たい甘酒を試飲させていただいたところ、とてもさっぱりとして飲みやすく美味しい!

カメラを持って甘酒を飲む私たちを見て、お店の女将さんが
「あら、写真を撮られるのでしたら、裏の蔵でも見ていきますか?」
と、ここで時計を見て、予定の帰宅時間を1時間もオーバーしていることに気付く巡り隊員たち。…でも…蔵は見たい…。


「さっと見せてもらっても良いでしょうか…!?」



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中には味噌の材料となる大豆を煮る大きな釜と、糀の原料となるお米を蒸す大きな蒸し器が。どちらも人一人は入れるか、それ以上の大きさです。

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さらに奥にはそれらを混ぜた物を貯蔵する大きな桶が並んでいます。部屋の中も、桶の木からも、ほのかに甘い味噌の香りがただよっていて、長年使いこまれていることがわかります。 


17:15 結城市出発

ああ!もっと女将さんに色々話を聞きたい…というところでタイムアップ。 溜まったスタンプラリーでくじを引くこともできずに帰路につきました。


18:30 つくば市到着

寄り道することもなくまっすぐつくば市に…。たった1日とは思えないくらいいろんなものをみて、人と話すことが出来て大満足です。



今回の密度は結い市というイベントがあったからこそ…。ですがフェア開催期間には「ゆいのわ」さん、「奥順」さん がそれぞれ巡りスポットになっています。+αで結城の街並みを眺めたり、歩いたりするだけでもいつもと違う体験をすることが出来ると思いますよ~。


今回巡ったルート

yuuki_fraing



ibarakimeguri at 21:40│Comments(0)TrackBack(0)巡り隊レポート 

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